本校は、インドネシアの首都ジャカルタ郊外ビンタロ地区に位置する、日本人の子供たちのための学校です。1969年に日本大使館附属校として開校して以来、多くの子供たちの成長を見守りながら、長い歴史と温かな伝統を育んでまいりました。現在では約700名の児童生徒が在籍し、日々いきいきと学校生活を送っています。
ジャカルタは、多様な文化や価値観が共に息づく国際都市です。本校では、日本の教育を大切にしながら、この恵まれた環境を生かし、異なる文化に触れ、理解し、尊重する心を育てる教育を進めています。子供たちは日々の関わりの中で、違いに気づき、それを受け入れながら、自分自身の考えを深めています。
本校では、幼稚部から小学部そして中学部までの「12年の学び」を大切にしています。一人一人の成長を長い視点で見つめ、それぞれの発達段階に応じた学びを丁寧につなぎながら、確かな力を育んでいます。日々の積み重ねが次の一歩へとつながり、自分自身の成長を実感できるような教育を大切にしています。
さらに、本校が何より大切にしているのは、「対話」を通した学びです。子供たち同士の対話、子供と教師との対話、そして学校とご家庭との対話を重ねる中で、一人一人の思いや願いに丁寧に寄り添い、安心して自分を表現できる環境を育んでいます。言葉を交わすことで、新たな気づきが生まれ、互いの理解が深まり、学びはより豊かなものへと広がっていきます。
また、子供たちが自ら考え、行動し、周囲と協働しながら課題に向き合う姿を大切にしています。日々の学習や学校行事の中で仲間と力を合わせる経験は、大きな自信と成長につながります。小さな積み重ねを大切にしながら、それぞれのよさや可能性を丁寧に伸ばしてまいります。
海外にある日本人学校として、日本のよさを大切にするとともに、世界の中で生きる力を育むことが私たちの使命です。12年の学びの積み重ねと対話を通して育まれるつながりを力に、子供たちが自信と優しさをもって未来へと歩んでいくことを願っております。
今後とも、保護者や地域の皆様と心を通わせながら、子供たちの成長を支えてまいります。温かいご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
子供たち一人一人の小さな声に耳を傾け、その歩みを大切に見守りながら、ともに未来を紡いでまいります。
ジャカルタ日本人学校
本川 里美
